ページ数について

 本を検索して、資料詳細データを見てみたら、次のようになっていました。

 

タイトル 地域活性化マーケティング
副書名 地域価値を創る・高める方法論
著者 宮副 謙司 /著
出版者 同友館
出版年 2014.11
ページ数 7,316p
大きさ 21cm
一般件名 地域開発 , マーケティング
NDC分類(9版) 601.1
内容紹介 地域活性化に取り組む人に向けて、一過性の集客イベントや話題づくりでない本質的な地域活性化の戦略構築と、実践に向けた様々な参考事例の着眼点を具体的に示しながら、地域活性化のあるべき考え方、取り組み方を紹介する。
ISBN 4-496-05081-7
新ISBN13桁 978-4-496-05081-7

 

 ページ数のところを見てください。ええっ! 7千316ページ?

 そんな分厚い本ってどんな本?

 

 実は、この本は、まえがきと目次で7ページまで「ページ付け」をしてあり、その次に本文と参考文献のリストで、316ページまで「ページ付け」をしてあるのです。

 

 このように「ページ付け」が複数ある場合、それぞれの最後のページ付けをカンマで区切って表記するのが、目録の書誌情報の書き方のルールとなっています(世界共通)。

 

 では、本当に千ページをこえる本はどのように書いてあるのでしょうか?

 次は、著作権法の分厚い解説書の例です。

 

タイトル 著作権法コンメンタール
著者 小倉 秀夫 /編著, 金井 重彦 /編著
出版者 レクシスネクシス・ジャパン
出版年 2013.5
ページ数 41,1777p
大きさ 22cm
一般件名 著作権
NDC分類(9版) 021.2
内容紹介 新進気鋭の若手から中堅、ベテランまでバランスのとれた執筆陣による、著作権法全124条の逐条解説。実務での運用を知るのに必要な裁判例や学説を盛り込み、マイナー条項にも言及する。平成24年改正に完全対応。
ISBN 4-902625-69-1
新ISBN13桁 978-4-902625-69-1

 

 これも、ページ付けは2種類ですが、千ページ以上ある部分は、1777とカンマなしで書かれていますね。もちろん、41万1777ページではありません。

 

 このページ付けは3種類まで書誌情報には記入されます。4種類以上ページ付けがある場合は、「1冊」と記入されます。