学校図書館向けの本を選ぶ

 学校図書館の本を選ぶのは、司書教諭や学校司書の仕事です。しかし、司書教諭や学校司書がいない学校では、どのように本を選べばいいのかまったくわからないということもあるでしょう。また、学校図書館が不十分なため、当面、市町村立図書館が学校図書館に協力貸出ししなければならないため、市町村立図書館で一定のコレクションを持たなければならない場合もあるでしょう。

 

 高知県立図書館1階の子ども読書室内には、実は、もうひとつ部屋がありまして、ここは児童図書研究室と称しています。この中には、大人が児童書や児童図書館サービスについて研究するための本が集められています。この中には、学校図書館の選書や運営に関する本もあります。

 

 ぜひ一度、おいでになって見てください。

 

 たとえば、学校図書館については、全国学校図書館協議会が毎年、『学校図書館基本図書目録』という本を発行しています。2013.1~12版では、小学校299冊、中学校327冊、高校470冊の本が紹介されています。毎年、最低このくらいは買った方がよいということでしょう。

 

 また、『読書力アップ! 学校図書館の本のえらび方』(赤木かん子著 光村図書 2013年)はわかりやすい参考書です。

 

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