高知県立図書館、高知市民図書館の本は、日本十進分類法(第9版)により分類されています。分類は数字で表現されているので、すべて覚えるのは、たとえ、図書館の司書でもできません。
しかし、ご自分がよく使う分野の番号は覚えておくと大変、便利です。
たとえば、栄養学の例でご説明しましょう。
こんなふうに、キーワードに「栄養」と入れてみました。
すると、件数が多すぎますと出てしまいました。
この場合、条件を残して検索画面へ、というところをクリックし、次のように出版年月を指定してみます。
このように2010年1月以降に出版されたものに限定してみると、次のようにリストが出てきます。
でも、いつもこの方法では、ちょっと・・・
何か、いい方法はないでしょうか?
この本のリストのうち、次の本の詳細情報(タイトル名をクリックすると出ます)を見てみました。
スクロールして、資料詳細を見てみると、「一般件名」に「栄養」、NDC分類(9版)に「498.55」と出ています。実は、これらをキーに検索した方が、ノイズ(関係ないデータ)は出ません。
一般件名の方は、そのままクリックしていただければ、リストが出ます。
NDC分類の方は、そのままクリックできません。入れ直していただく必要があります。
詳細蔵書検索画面に戻ります。
この画面で、一番左側をプルダウンして、「分類」を選択し、その右横のボックスに分類番号の数字を打ち込むか、下の方の請求記号1に分類番号を打ち込むかして、探すボタンをクリックすれば、当てはまる分類の本のリストが出ます。
上と下との違いは微妙で、ほとんど同じ場合も多いのですが、下の請求記号は、実際に高知県立・高知市民図書館に並んでいる本の背中に貼ってあるラベルの番号です。
上の方に番号を入力した場合は、ラベルの番号はこの番号とは違っても、本のデータに複数、分類番号が振られている場合等に検索してきます。より多くデータを見たい方は、上の方に番号を入れた方がよく、図書館のラベル番号どおりに見たい方は下の方に入れた方がよいでしょう。
ところで、単純に分類番号表を見ながら入れるということはできないのでしょうか?
詳細検索画面の請求記号1の下に「分類・参照選択」というボタンがあります。これをクリックすると、次のような表が出てきます。
左側が+記号になっているものをクリックすると、さらに細かい下位の分類が出ます。
やれやれ、栄養学は、こんなところにあったかという感じですが、ここで、「食品・栄養」の4985をクリックしてみると、さらに下位区分がありました。
ここまで、細かくなくてもいいということであれば、下の部分が次のようになっている状態で、確定ボタンをクリックします。
さて、ここで、すぐに検索には行きません。請求記号1の欄に分類番号の数字がセットされた状態となります。ここで、「探す」をクリックすると検索され、結果が画面にリストで出ます。
ちょっと、複雑ですが、なれると意外と便利です。ぜひ、試してみてください。