国立国会図書館より御礼状をいただきました

 高知県立図書館では、レファレンス結果より選択して、「レファレンス協同データベース」に事例を掲載しています。

 この件数が多かったので、国立国会図書館から御礼状をいただきました。

 

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 レファレンスとは、図書館が利用者が探している情報が載っている資料を独力で見つけられないときに、探し方のアドバイスをしたり、実際に資料を示して提示したりするサービスです。必ず見つけられるものとは限りませんし、時間がかかりすぎるものはお断りしていますが、司書はいろいろと努力して見つけ出そうとしています。

 このレファレンス共同データベースは、そういう努力の跡もうかがうことができます。

 

 レファレンスは、あくまで文献に基づくサービスですが、今、インターネットでは、さまざまなQ&Aサイトがあります。Yahoo知恵袋やOkWebなどが有名ですが、作家の村上春樹さんがいろいろな質問にこたえるというものもあります。

 

 たとえば、日本の深刻な問題である「自殺」について、村上春樹さんのサイトではこのような例があがっています。


優しかった叔父さんがなぜ? - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト

 

 「レファレンス協同データベース」で「自殺」というキーワードで検索してみると、やはり結構出てきました。深刻な問題ということがわかります。


レファレンス協同データベース - 検索

 

 なお、図書館では、「人はなぜ自殺してしまうのか」というような質問にお答えすることはできません。図書館でお答えできるのは、「人はなぜ自殺してしまうのか書いた本はあるか」というような質問になります。

 ですから、その本に書いていることが果たして正しいかどうかについては、図書館はお伝えすることはできません。