山本貴金属地金株式会社の会長がお見えになりました

 高知県立図書館では、2階のジョブ・コーナー内に「ヤマキン・ライブラリー」を設置しています。ヤマキン・ライブラリーは、山本貴金属地金株式会社からいただいた「ふるさと納税」のお金で買った本を元に構成しているコレクションです。内容は、プログラミングやウェブ・デザインを中心としたコンピュータ関係の本です。

 コンピュータ関係の本のコレクションとした理由は、これからITは、すべての産業・文化に関係があり、多くの人にとって必要な知識・技術となっていくからです。さらに、高知県のように中山間地域が多く地の利が悪いところでも、ブロードバンド等の情報環境は整備されつつあり、ITを活用すれば、従来では不可能だったことも可能になることが挙げられます。地方の方がむしろ、都会よりもITを活用するメリットが高いと考えています。

 地域の活性化の方法としては、(1)工場等の誘致、(2)補助金等の設定、(3)地域の産業の振興等があります。山本貴金属地金株式会社は(1)において、高知県の活性化のために寄与されていますが、地域が自立・自律するためには、(3)が最も重要です。そして、(3)の前提条件となるのは、「人材(人財)」の育成です。山本貴金属地金株式会社は人材育成に寄与したいというお考えから、ふるさと納税を行い、それを図書館の図書購入費にあてています。

 2014年2月12日、山本貴金属地金株式会社代表取締役会長山本裕久様が、図書館にお見えになり、ヤマキン・ライブラリーもご覧いただきました。中高生の皆さんにも使ってほしいというご意見をいただきましたので、図書館としても、中高生が読んでもわかるコンピュータの本も増やしていきたいと考えています。

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 ヤマキン・ライブラリーをぜひ、ご活用ください。市町村立図書館・図書室からご希望があれば、長期一括貸出しも行っています。