小林登志子著『シュメル』(中公新書)を読んでいます。本日は第7章、「最古の文学者エンヘドゥアンナ王女 読み書きと学校」です。
学校についての物語も4編見つかっているそうです。
その中には、生徒が先生にしかられてばかりいるので、家に招いて、ごちそうやお酒でもてなしをした。そうしたら、先生の態度がころりと変わったという、今でしたら、大問題になる話も書いてあります。
シュメル文字の「あ」にあたる字ばかりたくさん書いた粘土板も見つかっています。この字を練習したのでしょう。
先生も生徒に覚えさせるため、なぞなぞ形式にするなど、教材の工夫をこんな大昔から行っていたようです。